【トレーニングで痛みや不調を改善する選択】
●なんでトレーニングなの?
痛みや不調を改善する方法としては『整体』『整骨』『鍼灸』『マッサージ』などが思い浮かぶと思います。
でもトレーニングって一番に思い浮かばなくないですか?
僕自身も昔はそうでした。
特に腰痛に長年悩んでいた時は整骨院に行って揉んでもらおうとしか考えてなかったです。
その時は良かったんです、気持ちいいし、痛みも軽減される。
でも翌日、もしくは数日で痛みは戻ってきました。
それでも、そんなもんだろうと昔は思っていましたが….
でも実はどこに行っても共通して言われていた事があります。
それが『腹筋と背筋を鍛えてください』
当時の僕の知識なんて乏しいので、やったのは上体起こしと身体を反る背筋。
はい、お察しの通り腰痛は悪化しました。笑
でもそれしか腹筋と背筋の鍛え方なんて知らなかったし、どこに行っても腹筋と背筋のやり方なんて教えてくれなかったです。
そして思ったんです。
『結局トレーニングなんかい』って…笑
整体院や整骨院は良くも悪くも基本的にはベッドに寝転んだままで完結しますよね?
でも痛みや不調が出ている時って立っている時、動いている時、
座っている時が多くないですか?
寝てる時だけ痛いんですって、あんまり聞かないですよね?
という事は立ったり、座ったり、動いたりする時の身体の状態を整えていかないといけなくないですか?
もちろんベッドに寝転んで行う手技や施術も大切です。
僕もやりますし
でも、最終的には動きの中で改善をしていかないと同じような痛みや不調を繰り返す可能性もあります。
痛みが出にくい身体の使い方や、重心の取り方を動きながら一緒に探していきます。
トレーニングの仕方も身体の動かし方も人それぞれです。
基本は守りつつも型にはめ込みすぎずに”あなた”の痛みや不調の出にくい動きをトレーニングによって獲得していきます。
●どんなトレーニングをするの?
みなさんトレーニングっていうと、どんなイメージをお持ちですか?
なんか黒い重そうな重りを持ちあげたり、かついだり、引っ張ったり。
そんなイメージがありませんか?
もちろんそれもトレーニングです。
でも重りを持つだけがトレーニングではありません。
実際に僕がお伝えする動きはほとんど重りは使いません。
地味な動きは多くなりますが、細かく、鮮明に自分の身体をコントロールできるように練習していきます。
地味にコツコツと細かく、ネチネチ言うので自分では
『小姑トレーナー』と言っています。笑
もちろん少しづつ重りを使ったトレーニングをする事もありますが、そもそも考えてみてください。
自分の身体の体重だけでも身体をコントロールするのって難しくないですか?
それに加えて重りを使うとなると、より難しくなりそうなのは容易に想像はつきますよね?
今では少し調べると色んなトレーニングの方法は出てきますし、動画ですごく分かりやすくなっています。
でもその方法は、”その方にとって良い方法” であって”あなた”にとっていい方法かは別の話になってきます。
実際に動画を見ながらトレーニングをして痛みが悪化された方や、不調が出てしまった方も多く当院には来られます。
もちろん当てはまってる方もいるので良くなる方もいらっしゃいます。
例えば広く知れ渡っているところで言うと、『スクワットは膝を前に出さない』って聞いた事ありませんか?
でもどうしたって身体の大きさ的に膝が前に出てしまう方もいます。
そんな方が膝を前に出さないようにってスクワットするとお尻だけ後ろに引いて、もはやスクワットとは言えないトレーニングになってしまいます。
まぁそもそもスクワットで膝を前に出さないでって言いませんが…笑
人それぞれの身体の作りやクセがあるので同じトレーニングだとしても人によって意識も動きも変わってくるんです。
そこを”一緒に”探しながら修正していくのが僕の役割です。
●トレーニングは自分でやるから良い
僕が初めの方に言ったことを覚えていますか?
『整骨院に行って揉んでもらおう』
これ完全に受動的な考え方ですよね?
痛みや不調を改善するのは誰ですか?って話になってきます。
改めて聞きます。
『痛みや不調を改善するのは誰ですか?』
僕はこの答えは『自分自身』だと考えています。
僕の仕事は改善することではなく、改善するための方法や修正をしてお手伝いする事です。
なので改善するのはクライアント様自身です。
僕が手をかざせば、あら不思議!痛みや不調が改善しました。
そんな魔法使いみたいなことでしたら、改善するのは僕の仕事ですって言い切れます。
でも現実そんなことはないんです。
あくまでご自身で痛みや不調に向き合っていただく事が大切だと考えています。
その点トレーニングって僕じゃなくて、クライアント様自身が動かないことにはできないんです。
『あなたはここで立っていてください、僕は隣でスクワットしますね!どうですか?下半身の筋肉ついてきたでしょう?』
みたいな摩訶不思議な事はありえないんです。
だからこそ自分で動かないといけないですし、自分で解決していくからこそ自分の体と向き合う時間ができるんです。
最後にもう一度言いますね。
『痛みや不調を改善するのは”あなた”です』